古美術良
No.5 一器多用の愉しみ

一器多用 それは一つの器を何通りにも使うこと。家庭ではごく当たり前のことです。  気分に合わせて料理を盛り付けたり、感性の赴くままにお花を生けたり。 * やはり一器多用にはシンプルな形のものが向きであり 特にこれからの季節は、蕎麦猪口が万能に活躍をしてくれるお

続きを見る
No.4 蒔絵

MAKIE 「蒔絵」とは漆器の表面に漆で絵や文様、文字などを描きそれが乾かないうちに金や銀 などの金属粉を「蒔く」ことで器面に定着させる日本独自に発展した技法のことです。 漆黒に浮かび上がる金の色が美しい景色を織りなす蒔絵の作品たち。 その技法は奈良時代にはす

続きを見る
No.3 江戸切子

*  What is edo kiriko? 『江戸切子』 それは江戸時代の終わりに江戸で始められたカットグラス工法のガラス製品のことをいいます。 特徴はその名の通りの「切子細工」。 透明な鉛ガラスに細工された切子は鮮明ではっきりとした仕上がり。 江戸の花火の

続きを見る
No.2 青と白

* だんだんと気温が上がり、夏に向かって熱くなっていくこの季節。 白と青でちょっと涼しくなりませんか? 単に白と青といっても色合いは様々です。 例えば伊万里の白。あたたかな白色はどんな色にも合う万能色です。 緑や黄色、赤などカラフルな食材を引き立ててくれます。

続きを見る
No.1 茶碗の庭

* ここに古い茶碗がある。 少し歪で歪んでいる。 規格品で溢れた世界で居心地が悪そうに佇んでいる。 眺めているだけなのもつまらないので試しに水を入れてみた。 上から見下ろすと刷毛の模様が水の流れのように見えた。 * * 面白くなってもっと他に何か入れたくなった

続きを見る